ルパン三世 カリオストロの城がMX4Dへ。リブートよりも新たな道を模索。
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ルパン三世 カリオストロの城がMX4D化され
2017年1月に公開されることが決定されました。
金ローでも10月14日(金曜日)に放送され視聴率が12.4%と高い人気を誇る。
今回放送された2014年リマスター版を元にMX4D化される。
さて、海外ではこれまでの名作をリブートしたり、アニメを実写化したりという
ことをかなり行ってきました。
日本でもシン・ゴジラという庵野秀明監督が日本映画の新しいリブート化を
見せてくれてます。
しかし、一方で宮崎駿監督が手掛けた作品は、どれも実写化されてなく
ましてはアニメのリブート化も行われてません。
そんな中での4DX化はある意味、今まであったコンテンツを
こういう風に違う見かたができるよ!という提示。
これまで映画を静かに見るものだ!という暗黙のルールみたいものがあったが
映画プリキュアなどの前売り券でペンライトをプレゼントし
映画の中で応援をしようと呼びかけたり、ヒーローショーでも
司会のお姉さんが「みんなの応援が必要なんだ。だから合図するからみんなで頑張れ~と応援してね。」という子どもの頃から自然にやってきた人たちが
20代、30代となり
「応援上映」へ自然と参加してセリフをいったり、楽しくサイリウムを振ったりして
映画は見るものではなく体感するものへといっている。
そんな中で、名作と言われていたアニメがMX4D化する布石になるのが
今回のルパン三世 カリオストロの城なのかもしれない。
人件費がどうしてもかさんでいくアニメの作品を新たに作るよりも
名作をMX4D化する方がコスト的にもいい。
そのうち、亡くなった声優さんたちの声を復元化したり。
元々あったコンテンツをリメイクしていくことで新たな見せ方を行っていくだろう。
映画自体がアトラクション化していく。
それは映画館や新たなアニメ映画を製作するために予算が組めない
アニメーション会社、プロモーション会社などが生き残る戦略だと思う。
追記;よくよく考えてみればテレビが家庭に普及する前、日本人の娯楽といえば映画や
芝居が主流でした。 その時には掛け声をかけたり、笑ったり拍手したりという
リアクションがダイレクトにあった。 江戸時代の歌舞伎や芝居小屋でも同様。
それを映画は芸術だから静かに見るものということやデートの場という雰囲気が
出てきてから見かたが変わったのかもしれない。
ロッキーホラーショーのように、観客もメイクして楽しみながら映画館へ出かけて行けば、ハロウィンや年末年始に渋谷や池袋などで大騒ぎすることのなくなるのではないだろうか?
つまりストレスが溜まって溜まってきたものが一気に爆発してしまうが、今の日本なのかもしれない。 定期的にガス抜きをしなければ。